冬の房総、館山の安房神社から崖観音、原岡桟橋へ

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2月の房総半島に行って来ました。

東京駅からJR総武本線快速君津行きに乗り、君津からはJR内房線上総一宮行きに乗換えて館山駅に着きました。

子供の頃の夏休みに、外房の鴨川によく連れて行ってもらったんですが、内房線に乗り、工業地帯を抜けるとすぐに、窓から海の景色が見えて、とても嬉しかったのを覚えています。

館山駅に着くと安房白浜行きのバスを探します。

南欧風の駅舎の前のロータリーで、すぐにバス乗り場を見つけられました。

以前は車だったので、初めて電車とバスを乗り継いで徒歩で訪れましたが、意外にスムーズに着きました。

 

安房神社東京湾の入り口を守るような位置にあり。主祭神は全ての産業創始の神とされる天太玉命(アマノフトダマノミコト)です。

金運の神様として有名ですが、企業隆昌、商売繁盛、技術向上などあらゆる面でのご利益があると言われています。

境内は清々しい気が感じられて、来る度にリセットできるような安らぎと同時に、厳粛な空気のようなものも感じられて。改めて自分を見直そうという気持ちになります。

前回訪れた時は、台風の影響で大きな枝が落ちた形跡などがあったんですが、もうすっかり修復されていて安心しました。

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下の宮に向かう道も雰囲気があります。

梅の花が咲き始めていました。

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安房神社前バス停からまたバスに乗り、バスを乗換えて崖観音に向かいます。

海を望む山の岩肌に、漁民の海上安全と豊漁を祈願して掘られた十一面観音菩薩のために建てられた観音堂が、本当に崖に張り付くように建っています。

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本堂からの景色もなんとも言えずいい眺めです。

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急な階段は避けて、緩やかな階段の方から登りました。間近で見る観音堂も美しいですが、観音堂から見る景色も素晴らしい。

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晴天ならさらにいい景色なのでしょうが、雲の間から太陽の光が差し込んで、「天使の梯子」が現れていたのには感動でした。

観音堂の天井には鮮やかな色彩で南房総の植物が描かれ、欄間には木彫りの干支があり、しばらく見入ってしまいます。

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厳かで清々しい安房神社と海を望む鮮やかな観音堂と、房総の魅力の多彩さに触れることができました。

ここから歩いてひたすら原岡海岸を目指します。途中の道すがら度々見える海、30分の道のりもあっという間でした。

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原岡桟橋までは、狭い、どこか懐かしい感じのする路地を歩いて行きます。

昔、臨海学校で泊まった宿から海へ続く道を思い出します。

原岡桟橋は木製の桟橋がノスタルジックな雰囲気のフォトジェニックな場所です。

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あいにくの曇り空で対岸の向こうに見えるはずの富士山は見えませんでしたが、

これはこれで、いい感じの無国籍な写真になりました。

外房とはまた違った魅力の穏やかな海です。

次の日の予報は大雨なので夕陽の時間まで粘らずに帰りましたが、また夕陽と富士山を狙って来てみたいです。

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原岡桟橋から富浦駅まで、ゆっくり歩いて10〜15分位で着きます。

東京方面へ戻る電車を待ちながら、富浦駅の駅舎が可愛くて、爽やかな青春ストーリーに似合いそう・・と思いました。

 

安房神社や崖観音の、歴史を感じる祈りの場と、青春ストーリーの一場面のような原岡海岸と富浦駅の対比・・素敵でしたし、途中の海の景色にも癒されました。

 

今回の旅ノート

・東京駅発JR総武本線快速 君津行き:君津駅まで1時間31分

君津駅からJR内房線 上総一ノ宮行き:館山駅まで57分。

館山駅からJRバス関東 安房白浜行き:安房神社前まで23分

安房神社前からJRバス館山駅行き:館山駅まで23分

  館山駅からJRバス日東交通館山市内線 小浜行き:崖観音前まで20分

(曜日、時間帯によって所要時間が異ることがあります)